今日からお盆休みと言う方も多いでしょうか。各地の高速道路では渋滞の情報が多くなっています。それにしても今日はこの所の暑さが嘘の様に、非常に涼しく汗を拭かずに仕事ができました。
最近はカスタムばかりでしたが、変わって今回はエンジンの修理です。アメリカから輸入してエンジンを開けずに走っておりましたが、ヘッドガスケットが吹き抜けて入庫しました。
さてさて、エンジンの中はどんな状態でしょうか。開けてビックリ状態で無い事を祈りながらヘッドを外します。ピストントップのカーボンの蓄積はそれほど酷くはない様ですね。+.020 オーバーサイズのピストンが入っておりました。
ヘッドは・・・カーボンはそれなりですが、インテークからのオイル下がりがあったようです。燃焼室のインテークバルブ周辺がオイルで湿っております。
シリンダーを外してみますと、ハイ。焼き付きの形跡ありです。これはフロントシリンダーですが、リアも若干の焼き付きによる傷が見受けられました。
オイル下がりが酷かった様でインテークバルブの傘にカーボンが多量に付着しております。また、フロントのエキゾーストバルブは焼き付き気味でした。
この車両もショベルヘッドに良くあるエンジンからの唸った様なモーター音があったので、カムギアのバックラッシュを調べるのでカムカバーをバラします。
まずはカムがカバーブッシングから抜けづらく焼き付きがありました。また初めて見るカムシャフトが入っていました。ANDREWS H とありますが、今のラインナップには無いので昔のカムのようです。調べたら80年代頃の物のようです。見た目から分かる位デュレーションの長そうなカムですが、ギアの虫食い等もありデータが無いので交換します。
基本的にアメリカから来る車両はエンジンが駄目なのですが、中には稀に問題なく走っている物もあります。この車両は後者かと思っていましたが、甘かったです・・・しっかりとオーバーホールして、パワフルなショベルヘッドに復活させましょう。
さて、涼しく仕事のはかどる陽気は今日だけで明日からはまた暑くなりそうです。仕事は少し落ち着きましたが、まだまだ溜まっておりますので、夏バテで倒れない様に気を付けたいと思います。
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