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2015年7月25日土曜日

July 25


梅雨明してから非常に暑い日が続いております。 クーラーなどと言う贅沢な物のないファクトリーは、午後になると完全に蒸し風呂状態で、この暑さには人間がオーバーヒート寸前です。


しかし、暑さに負けて休んでいる訳にはいきませんので作業を進めます。カスタム製作中のエボリューション。フロントフォークのスプリングを新品に交換です。



サクサク交換終了です。新品クロームスプリングが眩しいですね。今までの物は使い込んだスプリングでしたのでこれで乗り心地も改善するでしょう。


同じ車両に、当店では珍しいPMのキャリパーをチョイス。スプリンガー専用のサポート付きですのでポン付けですが、アクスルのスペーサー等は調整が必要です。


コッカーのベック16インチのムッチリ感がたまりません。11.5インチローターで制動力も期待できます。この車両も完成まであともう一息です。

まだまだ猛暑、酷暑は始まったばかりです。皆様、熱中症には十分に気を付けてお過ごしください。

2015年7月18日土曜日

July 18

先日の台風11号の影響で各地で被害が出た様ですね。幸いこの辺りは被害はありませんでした。台風が去って台風一過で真夏に突入かと思いましたが、今日は天気が良くありませんでしたね。


ミッションのオーバーホールを終えて試運転後のパンヘッド、違う場所からオイル漏れが発覚です。朝、工場に来たらオイル溜りが出来ていて確認するとモーターシャフトからダダ漏れ・・・。


左側がもともと入っていた物です・・・シールが付いていませんね。これでは当然ダダ漏れになります。新品に交換して一件落着でございます。


変わってこちらはオーバーホール中のショベルヘッドのエンジン。カムニードルベアリングを特殊工具を使って打ち替えます。このベアリングが粉砕したら大変な事になりますので、カム交換のついでに替えておきました。


いきなり完成しております。他にも色々やりましたが集中して一気に組んだので、写真を撮る事を忘れてしまいました。

さて、明日、明後日は連休ですね。天気も良さそうなのでツーリングに行かれる方も多いのではないでしょうか。安全運転で良い連休をお過ごしください。
当店は休まず営業しております。

2015年7月11日土曜日

July 10

今日は久しぶりに太陽が顔を出しましたね。昨日までの気温が嘘だったかの様な真夏日になりました。ただ、台風が2つも接近していて沖縄では影響が出ている様で、この先の進路が気になります。

珍しく国産車のお仕事です。初期のヤマハ V-max ですが、プラグに火が飛ばないとの事で入庫です。4気筒とも飛んでいないのでコイルではありません。イグナイターかピックアップコイルが怪しいですね。
 

イグナイターの診断は出来ないので、ピックアップコイルのチェック。抵抗値を計るしか診断する方法がないので微妙な所ですが、明らかに規定値を外れていたので交換する事にしました。
 

ピックアップコイルの交換はクランクケースカバーを外す必要があります。ケースカバーの内側にマウントされているので、ガスケット交換とオイル交換もセットになります。ハーレーならタイマーカバーを外せば交換できますが・・・。


 ピックアップコイルはヤマハ純正です。古い車両なので廃盤になっていなくて助かりました。交換が終わり無事にプラグに火が飛ぶ事が確認できました。
 

 今日の午後、久しぶりの晴れ間を利用して、50パンヘッドのミッションオーバーホール後の試運転で友達の革屋さんまでひとっ走り。異音、オイル漏れ無くスムーズにシフトチェンジが出来ましたので無事に完了です。

因みにこの革屋さん、なかなか良いセンスで、なかなか良いお仕事をしますのでお勧めです。 気になる方はご連絡ください。


先日、ファクトリーに新しい工作機械がいらっしゃいました。古いですが立派なフライス盤でございます。これでまた仕事の幅が大いに広がります。

最後にお知らせですが、来週の火曜日、水曜日は臨時休業となりますのでご了承ください。

2015年7月7日火曜日

July 7

 今日は7月7日で七夕ですね。このところ梅雨らしい天気が続いておりますが、来週は晴れの予報が多い様です。梅雨明けもそろそろでしょうか。


先日アップしてからブログサーバーのトラブルで時間が経ってしまいましたが、パンヘッドのミッションオーバーホール第3弾です。


カウンター、シフターシャフトは信頼のJIMS製を使います。


カウンターシャフトのブッシングも摩耗で交換です。こちらもJIMS製。




シフターフォークも段付き摩耗で交換、シフタードラムはガタガタでしたのでシムでクリアランス調整。


トップカバーにクラック発見。メカトップの頃は肉薄ですぐに割れてしまいます。



大きめに切り取って肉盛り溶接後、正確にボルト穴を開けてテーパー仕上げで修正完了。


シフターフォークのセンター出しをしてミッションケースは終了。

キック側を組み立ててミッションのオーバーホール終了です。さすがにパンヘッドともなると60年近く前の車両なので、ミッションも大分くたびれております。交換部品も多く、費用は嵩みますが、確実に修理すればこの先修理する事なく乗り続けられます。